亡き友の温もりを踏みにじる、許されざる行為

まさか、こんな形で過去の自分が暴かれるなんて、夢にも思っていませんでした。

以前勤めていた会社が倒産し、文字通り明日をも知れない生活を送る中、藁にもすがる思いで始めた占い師の仕事。それは、生きるために必死だった私の、決して誇れるような過去ではありません。それでも、当時の私にとっては、生きるための唯一の手段だったのです。

そんな私の姿を、心優しい友人が応援してくれていました。同じ占い師として、私のことを理解し、励ましてくれた彼女は、私が写った写真をそっとネットにアップしてくれたのです。今となってはもう、その温かい笑顔を見ることはできません。病に倒れ、この世を去ってしまったのです。彼女の好意は、私にとってかけがえのない宝物でした。

その後、私は幸運にも今の会社に拾っていただき、ようやく安堵の日々を送れるようになりました。過去の苦労は胸にしまっていましたが、亡き友人の想いは、いつも私の心の支えでした。

しかし、最近になってある日突然、その小さな幸せは無残にも打ち砕かれました。

きっかけは、今の会社の元上司が、私のことをインターネットで調べ始めたことでした。そして、偶然見つけた昔の写真。それは、他でもない、亡き友人が、私の未来を願ってアップしてくれた、大切な、大切な一枚だったのです。

その写真から、私が占い師をしていた過去が明るみに出てしまいました。

過去の自分を恥じているわけではありません。ただ、それを、私が最も信頼していた亡き友人の温かい気持ちを踏みにじり、面白おかしく、私が全く知らない職場の管理職の集まりで笑いものにされていたと知った時の衝撃は、筆舌に尽くしがたいものでした。

「占い師をやっていたんだって?」

好奇の目に晒され、まるで道化師のように扱われる屈辱。亡き友人の純粋な応援の気持ちを、一体何だと思っているのでしょうか。彼女が生きていたら、どんなに悲しむでしょうか。想像するだけで、胸が張り裂けそうです。

詮索された過去も、亡き友の想いを愚弄された屈辱も、決して許すことはできません。何よりも辛いのは、亡き友人の温かい気持ちを汚されたこと、そして、これまで当たり前だった職場が、冷たい壁に囲まれたような孤立した場所に変わってしまったことです。

私は、ただ懸命に生きてきただけです。亡き友人の温かい応援を、裏切るような生き方はしていません。それを、何の配慮もなく、嘲笑の的にする人間の心が、私には理解できません。

眠れない夜、悔しさと怒り、そして何よりも深い悲しみが、私の心を蝕みます。亡き友人の笑顔が、何度も私の脳裏をよぎります。

私は、自分を守ることを決意しました。友人の紹介で人権派の弁護士に相談し、断固として戦う覚悟を決めました。亡き友人の名誉のためにも、決して泣き寝入りはしません。私の弁護士は、今回の件を人権侵害にあたる重大な問題として捉えており、法的措置も辞さない構えです。まさか、軽い気持ちでしたことが、自身の社会的な立場を危うくする事態に発展するとは、想像もしていないのではないでしょうか。

人の過去を暴き、故人の大切な想いを踏みにじるような行為は、断じて許されるものではありません。いつか、その報いを受けるべきです。

どうか、私のこの深い悲しみと怒りが、少しでも多くの人に伝わりますように。そして、二度とこのような悲しい出来事が起こらないようにと、心から強く願っています。亡き友よ、どうか安らかに眠ってください。あなたの温かい気持ちで撮ってくれた写真を笑いのネタにした奴らの事を私は決して赦しません。

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この記事を書いた人

命 (メイ)学の観点から貴方の個性に迫ります。 自分と相手を知ってもっと、自分らしく生きる道を一緒に見つけて見ませんか? 杉並区の開運暦占師、個性心理學講師/カウンセラー 「曆たかし」。

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