こんにちわ!暦占師のタカシです。
三連休 お仕事だった人もお休みだった人も素敵な時間を過ごせましたか?
私はいつも初めてセッションや鑑定をさせて頂く場所の時、そちらの土地の神社にご挨拶に行くようにしているのですが、
今回小松市でお仕事させていただくにあたってお伺いしたのが下記のお社でした!
蘇りの社 須天熊野神社(すあま くまのじんじゃ)
昔から、地元の方からは『いぼ池さん』と呼ばれ親しまれてきた、お社です。
ここにはなんと、地下一メートルから湧き出てる霊泉があり、その水により 諸病平癒 のご利益がある霊験あらたかな神社でした。
神社check!
住所 : 石川県小松市須天町1-43
ご利益 : 再生・甦り(よみがえり)、諸病平癒(しょびょうへいゆ)
ご祭神 : 伊弉冊命 櫛御気野命
ご由緒 :須天は洲浜なる島にて、表の熊野神社が元久元年島の裏に鎮座の少彦社に御本社として遷座、洲浜熊野権現と称した。前田利常の崇敬厚く神主屋敷等寄進せられた。境内のいぼ池は諸病平癒と疣をとること奇妙で、日常参拝者多い。明治初年須天熊野神社と改称。同6年村社に列格。同39年神饌幣帛料供進神社に指定される。
石川県神社庁HPより https://www.ishikawa-jinjacho.or.jp/shrine/j0564/
元々は 洲浜 神社(すはまじんじゃ)
さて、元々はこちらのお社は、少彦名命(スクナヒコナノミコト)が祀りされておられたそうです。
少彦名命(スクナヒコナノミコト) と言えば、国造りを手伝った小さな常世の神様として有名ですが、そのご利益は幅広く
医薬の神・ 酒造りの神・五穀豊穣の神・ 温泉の神
とされています。元々霊泉である御神水が沸き出ており、それを患部に掛けたり飲んだりすることで、病気が良くった人が多く、体に出来たイボに掛ければポロリと取れてしまったことから、『いぼ池さん』と言われるようになったそうです。
宮司さんに聞いてみました
運良く、現在の宮司さんである 尾坂 正康 さんとお話が出来ました。
板尾様は、元々は美術学校を卒業されておられ、美術を生業とされていたそうですが、いろいろな導きのもとに今の宮司さんとしての職業に就かれたそうです。
実は、こちらの神社には大きな干支の絵の絵馬が毎年飾られているのですが、毎年宮司さん本人の手書きのもの。
他にも拝殿の修復の時や、境内の建物のデザインなども宮司さんのデザインなのだそうです。
参道入口にある、八咫烏のかわいい石の像も宮司さんデザイン!何となく色々なものがちょっとずづ品があるのは宮司さんの美的センスだったのかぁ!
と妙に納得であります。
若いころは、お金にならないような芸術家なんかになってと周りから言われたそうですが、「今になってそれが役に立ってる、人生無駄な事は一つも無いですよ」と優しくおっしゃっておられた言葉がとても心に残りました。
いざ、拝殿へ!っと思った瞬間、拝殿正面に入った瞬間に、急に天候が大荒れ( ´艸`)
振り向いたら めっちゃ雨が降ってる!
ゆっくりと境内の中を眺めながら、少し休ませていただくことにしました。
鈴の紐には、本店の梁などに繋がっており、小さな鈴が沢山ついており、これってまさに
結び(「産霊」むすひ)
だよなぁって。
参拝させてもらう私と土地の神様とのむすび。
妙にひとりで納得してしまったりしてました。
優しく引くと綺麗な鈴の音がシャラシャラと奏でます。もうなんかそれだけでも随分癒されます。
しっかり参拝した後は、境内社へ。
雨もすっかり止んでいました。なんか嬉しいですね。
本殿向かって右側には、ご神気漂う細道があります。
住宅街のなかの小さなお社でも、なんだか熊野古道的な雰囲気が漂ってます。
甦り(黄泉返り)の場所
宮司さんに聞いてみました
こちらにあるご神木ですが、実は参道にあった八咫烏像の場所に元々立っていた巨大なご神木の芽から生まれたものなんだそうです。
代々この社を守ってきた巨大な老木でしたが、とうとう延命することが出来ずただ、枯れることはなく、新芽は次から次へと根元から生えて来たそうです。
その新芽を甦りの樹として場所を移し、元のあった場所には尾坂宮司さんの気持ちで、行く道を指し示す熊野のご眷属である八咫烏像を設置されたそうです。
まさに、生が更新されて甦る ですね。
ココは神域の様な感じなので、カメラは向けませんでした。なので是非皆さんも命のエネルギーを感じ取りに訪れてみてくださいね。
不思議なエピソードが多い御神水
最後に宮司の尾坂さんにお薦めされて少彦名神社の横で湧き水を頂くことが出来ます。
こちらがイボに掛けたらポロリと取れた、病気が良くなったなどの数々のエピソードがある霊水です。
地下1メートルから湧き出すこの不思議の泉は独特の香りがあります。
それは、血のような鉄っぽい匂い。
それから、硫黄のような匂い。
色々と混ざってはいますが、不思議な感じです。少し口にしてみましたが、とても柔らかくですが、鉄分と硫黄の匂いが交互にやってくるような感じです。
私は、これはあれだな!血の味。そして地獄谷などの硫黄間欠泉なのど温泉での匂いとよく似てる!っと思いました。
きっと体に必要なミネラル分などが、非常に多いのかなと、個人的な感想です。
それと、これは個人的な創造ですが、この鉄のような味は、血の味。つまり血液を表し、その大地の命を体に取り込むことによって再生のを図るのかな?って思ったりしちゃいました。
また、硫黄のような匂いは、地獄谷温泉等を思い出させてくれます。地獄と名が付くような場所は少なからず、伝説として地獄(黄泉の国)伝説があるものです。
古事記のストーリーでも、イザナギノミコトが、亡くなった大好きだった妻を追いかけて行った先が黄泉の国(死者の国)でした。そこから慌てて大急ぎで戻ってきたわけなので、まさに
黄泉(よみ) 帰り(がえり)=甦り(よみがえり)
なのではないか?とアレコレ考えてしまう次第。
宮司さんのお話だと、飲用可とは言い切れないそうなので、飲用する場合は煮沸するなり濾過するなりと、あくまでも自己責任で。(わたしはガッツリ頂いちゃいましたw)
下の絵は宮司さんが描かれた開運絵馬の絵。毎年数量限定で、200円で頒布されておられます。お賽銭箱に200円を納めて1枚戴いてきました。
そして、この記事最初の画像は、セッション受けていただいた、なっちゃんさんが翌日参拝に行かれたとのことで、御神籤(御守り)の八咫烏(やたがらす)のペア写真を送っていただきました。
とても素敵だったので許可いただきタイトル画像にさせてもらいました~✨
最近元気がなくってツライって方は是非甦り求めて立ち寄ってみては如何でしょうか?
コメント