土用の丑の日ってさ

鰻の蒲焼

皆さまこんにちわ、雨がひどかったり、急に気温が暑くなったりと皆さま、体調崩されてませんでしょうか?
今年は国内産の鰻が需要に供給が追い付いているらしく、例年より若干値下がりしてるそうです。
でも、国内産のうなぎは、やっぱり高級品だなって感じでおいしいのですが、まだまだお値段が高いですよね?

鰻の蒲焼

さて、わたくし子供の頃、土用の丑のことを本気で『土曜日の牛』って思ってたことがありました( ´艸`)

土曜日に牛肉を食べる日だと思ってました。
たまに、土曜日に家族みんなで近所の焼肉バイキングに行くことがあり、全国的に、肉を食べる日(笑)とかって思い込んでたので、

なぜ『鰻』を食べるのだと不思議に思っていたことを覚えております。

今考えると、なかなか可愛い不思議ちゃん子だったなあって思いますww。


でも、今でも土曜の牛ってどうよ?ってふと思い立ち、Google先生でググってみたところ…

土用の丑

あ、やっぱりお肉あるじゃん!土曜の牛って(笑)( ´艸`)

そもそも土用の日って何?

さて、そもそも土用の丑の日の土用の日って何なんでしょうか?
それでは、普段何となく聞いたり見たりしている土用の日を見ていきましょう。

正確には、土用の日というより土用の期間といった方がいいでしょうね

土用の期間は一年間で 4回ある

土用の期間

私たちが普段よく耳にするのは、主に夏の土用、暑いさなか長いお店の行列を並んで丑の日に鰻を食べるのが風習となっていますが、実は土用の期間は一年に4回もあるのです。

陰暦で導き出されますが、おおざっぱにいうと各四季の変わり目、春夏秋冬の季節の変わり目の直前の18日から19日間が土用の期間と言われています。

春の土用とか冬の土用ってあんまり聞くことはないので、へぇーって感じですが、土用の期間って年で一年のうちに合計すると72日ほどもあり意外と占めています。

土用って言われるわけ

では、なぜ土用と言われるのかと言いますと、これは陰陽五行説から来ているのですが、自然界を構成している物質には5つの要素がありそれは、

木の属性 
火の属性 
土の属性 
金の属性 
水の属性

と5つの要素があります。
この要素を季節で以下のように分けられています。

木の属性 --- 春の季節
・火の属性 --- 夏の季節
・金の属性 --- 秋の季節
・水の属性 --- 冬の季節

 さて、こうなると土の属性が割り当てるところが見当たりません。そこで土の属性は各季節の間に割り当てることに( ´艸`)
(ちゃんとした意味はありますよ)

これで、各季節の変わり目の18日間ほどは、土の属性の期間ということで、土用の日と名づけられました。

上の図でもあるように、各季節が変わる直前に土用の期間というのがやってくるのです。

実は土用の期間は厄日?

実は、土用の期間中は、土の気が高まり土を動かすのが大凶と言われてたりします。なので、土地を掘り起こす工事の着工も✖、畑仕事開始も✖、昔は土壁なんかあったので、壁塗りも凶日と言われています。

2020年の夏の土用期間はこんな感じ
2020年の夏の土用の期間
夏の土用の期間

今年令和2年の夏の土用期間を見てみると上のような感じになります。18日間も土木工事が出来ん!とか畑仕事ができんのか!?
って思いますが、安心してください( ´艸`)

期間中に間日(マビと読みます)というものがあり、この日は凶を避けられるといわれてます。
もう一つ例外もあり、土用期間前に土木工事着工に関しては、問題なしとの事です。土いじりの開始は土用期間前にするか、間日に行うことで凶を避けれることです。
※様々な説があり、土用の期間に土に関する作業の開始するのがいけない。つまり作業が既に進んでいるものは問題ないという説もあります。

土用の期間中の間日(まび)はいつなのか?

しかし、土木農作業に関する事を18日~19日間も工事や、畑仕事が止まっちゃったら大変ですよね。気にしないといえばそれまでですが、避けれるのら避けたいものです。

そこで五行の力関係で土用の作用が弱まる日を設けこの日を土用の間日(まび)というもの設定しました。

この土用の間日(まび)には法則があり、各季節の土用で以下の日にちが設定されます。

春 の 土用期間 巳・午・酉 の日
夏 の 土用期間 卯・辰・申 の日
秋 の 土用期間 未・酉・亥 の日
冬 の 土用期間 寅・卯・巳 の日

丑の日に鰻(うなぎ)をなぜ食べるの?

土用の丑の日に『うなぎ』を食べるのを広めたのは、エレキテルで有名な江戸時代の蘭学者、平賀源内(1728~1780)といわれてます。
以下Wikipediaからの抜粋です

土用の丑の日ウナギを食べる風習は、源内が発祥との説がある[1]。この通説は土用の丑の日の由来としても平賀源内の業績としても最も知られたもののひとつだが、両者を結び付ける明確な根拠となる一次資料や著作は存在しない。また大伴家持が発祥ともいわれている。(大伴家持は万葉集に「夏痩せにはウナギがよいから食べるように」という歌を詠んでいるだけで、現存最古のウナギ食の文献ではあるが土用の丑の日とはまったく関係ない)。また明和6年(1769年)にはCMソングとされる歯磨き粉『漱石膏』の作詞作曲を手がけ、安永4年(1775年)には音羽屋多吉の清水餅の広告コピーを手がけてそれぞれ報酬を受けており、これらをもって日本におけるコピーライターのはしりとも評される。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E8%B3%80%E6%BA%90%E5%86%85
他にも諸説あり
  • 丑(うし)の日だから、『う』で始まる食材がいい(ダジャレ?)
  • 季節の変わり目は体調が悪くなることが多く、(土用の日は四季の変わり目なので体調を崩す人が多かった)、滋養とビタミン豊富な鰻が効果的だから。
  • 夏は火の属性、火の勢いを弱めるためには水の属性(色は黒)なので、鰻(見た目の色が黒)

などなど、調べていくと、とても面白いですね。

よく見ると、8月7日からは秋の始まり。早いものですが、あっという間に樹木が彩付き、やがてお正月がやってきそうです。

土用の期間を意識すると、四季がより濃厚に意識できそうです。美しい日本の四季を楽しんでみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

命 (メイ)学の観点から貴方の個性に迫ります。 自分と相手を知ってもっと、自分らしく生きる道を一緒に見つけて見ませんか? 杉並区の開運暦占師、個性心理學講師/カウンセラー 「曆たかし」。

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